北海道一周、自転車で走ったよ!?
2010年夏、苫小牧をスタートしました。さて、結末はいかに? 紀行エッセイです。
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2010年7月20日(火) よってけ!&みなとま~れ (せたな―岩内 130km)
朝、起きたらものすごい霧が出ていたので驚いた。三十メートル先も見えないのである。でも、幸い雨は降っていないようなので、とりあえずは走れる感じではある。下に降りたら霧はなかったが、その代わり霧雨が降っていた。ちょっと怯むが、この程度の雨でいちいち停滞していたらちっとも前に進まないので走る。
二十キロほど過ぎたところでお腹が空いてきた。朝食を摂ることに。しかし、休んでいるところに蜂がまとわりついてきた。逃げても逃げても追ってくるので仕方なく移動することにした。
しばらく走り、トンネルを抜ける。すると青空が。
わーお。トンネル一つ抜けるだけでもこんなに違うのか。よっしゃー、と喜んだのもつかの間、次のトンネルを抜けると今度はくもり空。短時間で雨、晴れ、くもり。うーん、変わり過ぎ。
天気はいまいちパッとしないが、道はよかった。広いし、平坦なので実に走りやすい。これなら、百キロも余裕のペース。
島牧の道の駅まであと二キロの表示。ところで、ここの道の駅の名前が「よってけ!島牧」という、なんともフレンドリー極まりない名前。そこまで言われたら、これはもう寄っていくしかないでしょ。朝食もまだだしね。
サイコンを見ると、すでに四十キロ以上走っている。
余裕をかまして、ここでちょっとのんびりしてみる。
さて、そろそろ行こうかと地図を見ていると、一人のおじさんが声をかけてきた。
「今日はどこまで行くの?」
「あー、一応、できたら岩内まで行こうと思っています」
わたしに興味があるのかと思ったら、なんてことはない、単なる自慢話がしたかっただけでした。あそこに行ったとか、ここはよかったとか。次から次へとのべつまくなしに北海道の地名を挙げてくる。まあ、一応、後々役に立ちそうなので、話半分で聞いておく。
「この近くに賀老の滝っていうのがあるんだけど、行った?国道から外れて山の方にあるんだけどね」
「いや、行ってないですけど」
「北海道でもけっこう大きな滝の部類に入るから行ってみたら」
「へー、そうなんですか。だったら行ってみようかな。ちなみにここからどのくらいですか?」
「十六キロくらいかな」
「やめておきます」
雨はすっかり上がり、空は薄曇りに変わっていた。

ここまでは快調に走ってきたが、島牧の道の駅を出た途端、ペースが落ちる。なんか体重いし、眠たいし。というわけで、途中、道路脇にマットを敷いてしばらく横になる。しかし、起きても症状は変わらず。ここらへんから、余裕かましたことを後悔し出す。
弁慶岬に寄るも、たいしたことなかったので早々と去る。
さらに走ると灯台が見えてきた。ちょっと寄ってみるか、と思ったものの、登り口が見つからない。すぐそばに民家があったので、登れるかどうか、洗濯物を干していたおばさんに訊いてみた。
「登れることは登れるけど、道は草ボーボーよ」
そうですか…。なにもどうしても行ってみたいわけじゃないし・・・。有名じゃなさそうだし・・・。やっぱ、やめとこうか。われながら軟弱。
「ところで、おばさん、家族何人で住んでいるの?」「お子さんはどちらにいるの?」なぜかおばさんを質問攻めにするわたし。
さんざん粘ってみたが、お茶やらお菓子は出てきませんでした。
どうやら、昨日のお風呂で味をしめたようです。
ところで言い忘れていましたが、朝、走り出してすぐにフロントのシフトグリップが壊れました。わたしの自転車はグリップを回してギアチェンジする方式。しかし、グリップを回してもグリップのラバー部分が回るだけで、肝心のギアが変えられない。
ただ運がよかったのが、壊れたシフトグリップがフロントで、ギアがインナーで固定されたこと。これがアウター固定だったら大変なことになっていた。重いギアで走らなければならなかったのだ。当然、坂なんて上れやしない。まさに不幸中の幸い。
岩内がそこそここの町らしいので、そこで修理してもらうことにしよう。そう思ったが、岩内にまともな自転車屋があるのか(なんと失礼な)不安。結局、札幌まで延ばすことにした。フロントインナーでも、走る分にはなんら問題はないしね。ただ、スピードは出ませんが。
さて、次の道の駅は「みなとま~れ寿都」。見方によっては非常にふざけた名前とも言えなくもない。住民から抗議はこないのでしょうか。人事ながらちょっと気になります。とはいえ、個人的にこういうのは好き。もしかしたら、こういった名前の付け方も北海道民の大らかさが成せる業なのかもしれない。「よってけ!島牧」といい、なかなかファンキー。大変気に入りました。
ここの道の駅は黒塗りでシックな外観。しかもトイレではジャズがかかっていた。一口に道の駅と言っても、味も素っ気もないところもあれば、こんなおしゃれなところもある。ほんといろいろです。
ここではネットができたので、この先の天気をチェックをすることに。
あちゃー。なんだこりゃ。週末まで雲と傘マークしかないがやな。って、週末まで後四日もあるし。
思えば、北海道に来て早一週間。ここまで一日中晴れた日が一度もないという。しかも、この先もパッとしないときたもんだ。うーむ。どうやら完全に天気の神様に見放されたよう。アーメン。

後半はやけにトンネルが多かった。その最たるものが、長さ三・五キロにも及ぶ雷電トンネル。その名前からして威圧感たっぷり。さらに入り口の上にはいかにも堅そうな岩山がドーンと鎮座している。入る前からわたしをビビらせてくれます。
案の定、中に入ってみると長かった。そこそこ車が通るので緊張感を持って走行。幸い、路肩は狭っ!というほどのものでもないのでよかったですけど。できればあまり通りたくないトンネルではありますね。
今日の目的地である岩内に着いたのが、午後三時半過ぎ。今まで一番早い切り上げだ。まあ、いっか。たまにはのんびりしましょ。
さて、岩内の道の駅に泊まろうと思ったら、それは町のど真ん中にあった。なんだか夜も賑やかそう。
やっぱ、やめておこうかなあ。
そう思ったのは、たくさん人が来て寝れないのではないかという不安からなのか。それとも、こんな情けない?自分の姿を人前に晒すのが嫌だからなのか。うーん、どちらかというと後者でしょうか。
北海道にいる間に一度は道の駅には泊まってみたい。でも、今日はパス。また今度ということで。
今晩の寝床はけっこうな坂を上って見つけたパークゴルフ場の東屋。ここなら人も来なさそうだし、お風呂にも近い。しかも見晴らしもグンバツ。
今夜は綺麗な夜景を見ながら眠りにつくことになりました。
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