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北海道一周、自転車で走ったよ!?
2010年夏、苫小牧をスタートしました。さて、結末はいかに? 紀行エッセイです。
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2010年7月19日(月) けっこう走りました!(松前―せたな 166km)
虫刺されがひどかったせいか、いつもより早い三時半過ぎに目が覚める。
寝袋から出て、まずは朝の恒例行事、空の観察タイム。
うわっ。今にも雨が降り出しそうじゃん。空には重いグレーの雲が低く垂れ込めていたのである。しかも風も出ている。あーあ。
後から起き出してきたおじさん曰く、「風が吹いているのは雨が降る証拠」だそうです。やっぱり今日は雨ですか。でも、時間が経つと空も少し明るくなって霧が出てきた。おじさん曰く、「朝霧は晴れの兆候」だそうです。
あれ?さっきと言っていること違っていません?そんなおじさんを置いて、一足早く出発。
松前を過ぎると、前から高校生らしき集団が歩いてきた。生意気盛りの高校生、挨拶するかなあと思って見ていたら、「こんにちは!」と予想外の言葉が返ってきた。おお、ちょっとびっくり。こちらもお返しにとばかりに思いっきり左右に大きく手を振ってあげる。すると、「おお、なんかこの人やるな」というちょっと驚いた顔でこっちを見ていた。そうなんです、意外とやるんです、わたし。
松前からの道は、そこそこ広く、しかもさほど車も多くないので走りやすい。ただ、海岸沿いだけあって、アップダウンがある。空身なら走りがいのあるステキな道だが、荷物のある身としては体にこたえる。でもやはり下りは気持ちいい。
それにしても、北海道のカモメって人馴れしているんでしょうか。近づいてもいっこうに避ける気配がない。許容範囲、内地のと比べると一メートルは違うのではないだろうか。あまりに近すぎて逆にこっちがヒヤヒヤする。
今日も走っていると、路肩にカモメが止まっていた。そのうち飛び立つだろうと思って、近づいていくが、なかなか飛び立たない。うわ、轢いちゃうよ、と思ったその瞬間、地面を離れて翼を広げた。でも、飛んでいく先が、わたしの進路方向だったので、自然と追いかける形に。いやー、後ろからカモメが飛んでいる姿を拝めるなんてありえない光景。しかも自分の目線とカモメの飛行高度が同じなんですよ。これはちょっとテンション上がりますよ。
上ノ国町手前の景色がまたすごかった。左手には青い海。右手には堂々とした一本の綺麗な海岸線が実に気持ちよくカーブしている。これがまた内地では見られないような実に北海道らしい景色。
こんな素晴らしい景色を見ながらのダウンヒル。爽快。最高。その上、長い下りのわりにブレーキをかけるようなカーブが一つもないなので、どんどんスピードが上がっていく。三十、四十、五十、おっと、ついに六十キロ!最高速度は六十三・五キロまで達しました。多分これ、わたしの自転車人生の中での最高速度だと思います。でも、けっこう横風があったので煽られました。かなりビビりましたよ。
上ノ国の道の駅で休憩をとることに。
なにげなく寄っただけなのだが、これが大当たり。
いやなにがって、もう景色が素晴らしいのですよ。茫洋とした日本海を横目に大きくカーブしている海外線。もう言葉が出ないです。案の定、売店のおばさんに訊いたら、「道内の道の駅の中で一番景色がいいと言われているところ」とのこと。そうでしょ、そうでしょ。そりゃ、そうでしょう。
それにしても、こんなに素晴らしい景色なのにガイドブックにも載っていないのってどういうわけ?まったく解せない。もしかしたら穴場なのか? 近くに寄られた方、是非寄ってください。誰もが感動すること間違いなしです。

江差の町に入る。戊辰戦争で活躍した開陽丸を見に行く。・・・・・・うーん、とくにコメントは・・・・・・。
さて、今日はどこまで行こうか。ここからはとくに見るべきものはないので、ちょっと走りに専念したいと思います。しかも若干追い風だし。
午後二時半、たいせいの道の駅に到着。すでにここまで百二十キロ走ってきている。距離だけ見れば、今日はここで泊まりだが、周りにはお店も何も無く寂しい。それにまだ夕方にもなっていない。次の大きな町、せたなまでは峠はあるが、三十キロほど。時速十五キロで走ったとしても五時前には着く計算。
まっ、することないし、走りますか。
北海道特有のだらだらした長い坂を上り、峠を越え、午後四時五十分、せたなに到着。しかし、思ったよりお店が少なく、ちょっとがっかり。
とりあえず、ツーリングマップルに載っている温泉に向う。が、行ってびっくり。なんと今日は休みでした!わーお。月曜日は店休日だそうです。
いやー、まったく休みってことは頭になかった。だって今日は祝日でしょ。休むわけないと勝手に決めつけていたのです。
あーあ。ツイていない。でも、今日は風呂に入ると決めちゃったので、なんとしても入りたい。ちょうどすぐそばに駐在所があったので、相談にいくことにした。
「すいません、あそこって今日休みなんですか?祝日なのに休みなんてあり得ないですよね、普通、祝日は営業してその代わりに次の日が休みになりますよね」悔しくて同意を求めるように、中にいたお巡りさんに愚痴る。でも、お巡りさん、「あそこは観光客というより、町民向けだから」わたしにそう言われてもどうしようもないよ、といった顔でしごく冷静に言葉を返す。
あー、そうなんですか。あくまでも町の人のためなんですか。観光客向けというわけではないのですね。うーん、でもそうは言われても今日は入ると決めたのでどうしても入りたい。
「代わりに、民宿とかってお風呂利用させてくれませんかね?」お巡りさんににじり寄って訊く。お金を払えば民宿のお風呂を借りられると思ったのです。
「それじゃあ、ちょっと訊いてみようか」なんと近くの民宿に問い合わせてくれるとのこと。
え?マジで?いやー、それは助かるわ。で、電話してもらった結果、なんとOKが出ました!おー、やったね。
早速紹介された民宿に行ってお風呂に入らせてもらう。帰り際に、代金いくらですか?と訊くと、「いいわよ。お風呂に入っただけだから」そんなことくらいでいちいちお金なんて取らないわよ、民宿のおばさんはわたしに言った。
ええ!マジ?なんとタダにしてもらいました。いやー、ラッキー。ツイているわー。よし、今度からこの手を使おうか。というのは、調子に乗りすぎですか。
さて、今日の寝床はどこにしましょうか。地図を見ると民宿から少し離れたところに公園があったので、とりあえずそこへ行ってみることに。
しかし、これがど失敗。なんとそこは十パーセント以上の坂を上っていかないといけない場所にあったのである。しかもそれが約一キロも続く。最初は上ってやるぞ、と思い必死に自転車を漕いでいたが、百メートルくらいでさすがにこれは無理だと悟り、素直に降りて押すことに。押しているだけなのにハァハァ息が上がる。
頂上(という表現がいかに高いところにあるかを表している)に着くと、ほんと見晴らしがいい。下に立っている風力発電所の風車がなんだか幻想的な雰囲気を醸し出している。
しかし、見晴らしがいいということは逆に言うと遮るものがない。
ということは、雨が降るともろにそれを受けることになる。
しかも悪いことに「明日の朝は雨だよ」とさっき買い物したお店の人が言っていた。
うへっ。マジかい。まあ、いいや。ここは一つ勝負でしょ。雨とか言って多分外れるだろう、とか、降っても小雨だよ、とか自分に言い聞かせる。
早い話、別の寝床を探すのが面倒くさかっただけなんですけどね。
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